西大寺校 短信 5月②

みなさんこんにちは！
このページでは駿台中学部の授業や教室の様子をご案内しています。

多くの中学校では。今週・来週にかけて定期考査実施のピークがやってきます。
定期考査直前期になると深夜まで無理をするお子様も大変多くいらっしゃるとうかがいます。試験の直前に最大限の努力をすることそのものは悪いことではありませんが、それにより体調を崩したりコンディションが悪い状況で試験を受けるのであれば本末転倒です。早めに、かつ計画的に学習を進め、直前に学習整理をする必要がある場合は、「深夜」より「早朝」に行うよう心掛けてくださいね(＝定期考査も入試本番も同様ですが、試験は「朝から」実施します…中学受験直前期にも同じことを指導された記憶のある方も多いと思います…)。

さて、今回は前回に引き続き、近時の大学入試の総括を行いたいと思っております。
大型連休前後にリリースされました「国公立大入試分析」「私立大入試分析」をご案内いたします。
学部学科別の志願者状況はその時期の「景気動向」に左右されると言われます。特に不景気時には理系志望者が増え、景気改善の兆しが見えると文型志望者が回復するようです。また大学入試は中高６年間の積み重ねでもあるので、特に難関大学を中心に学習方針決定と並行して進路決定が行われる(＝進路判断が入試直前に行われない)ケースも多く、これら景気動向から２年～３年のタイムラグが生じることも多いようです。今回の志望状況を見るに、少なくとも「コロナ禍」やそれに伴う景気観の影響は相当小さくなったように思います。物価高騰等もあり、まだまだ景気改善とまでは言えない状況ではありますが、文系回帰の流れは是非押さえておいていただければと思います。

また、私立大学の志願者者数増も大きなトピックスとなります。ここ２年～３年は減少・横這い状況だった私立大学志願者が今年度大きく増加に転じました。「浪人して是が非でも難関大へ」という志望傾向よりも「現役で合格できる(できそうな)魅力ある国公立大学を堅実に選ぶ」志望傾向が強いことから、国公立大志望状況で、京阪神各国立大学を抑えて大阪公立大が大変高い人気を誇る状況であることも見逃せないポイントです。
他方、難関国立大学の志望は近年横這い状態が続いており、近時合格者の成績状況と似た成績を維持できていれば比較的合格は固い状況と見受けられます。難関大学志望の皆様は、是非「人気動向」等を意識せず、自身の学力増強に努めていただければと思っております。

その他詳細は、上部の写真をクリックいただければ全文をPDFファイルにて確認いただけます。
是非お時間のあるときにご確認いただければと思います。
保護者の皆様におかれましては、各中学校の定期考査期間中にこれら大学入試情報のご確認をいただき、定期考査後のちょっとゆっくりできる時間にて、お子様とこれら進路情報を基にした進路のことについてお話合いをいただければと思います。

駿台を通じて「進路実現に向けて一歩前へ」踏み出して貰えればと思っております。

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